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shp「ほんま分かってない…」
「違うのか?」
「違う」というショッピは、どこかしっぽが垂れ下がったネコみたいに見える。
shp「なんで俺が兄さんたちに話さなあかんのや。むしろ滑稽なとこ見てたいんやから言うわけないやろ」
rb「それはそれで悪魔的やな」
煩いです。とロボロを一蹴しショッピの目はまたジト目に戻ってしまう。
(うーん…そうなると…)
「ショッピは俺と同じクラスが良かった…のか?」
shp「……当たり前やろ。わざわざ言わせんなや」
ジト目が少しだけ丸くなった。「きゅっ」と口を閉じた姿には可愛らしさを感じてしまう。
(今年は俺じゃなくてルナと同じ…。アイツにこの表情は…なんだか見せなくないな)
そう思うと違うクラスになった実感が湧いてきて、遅れて寂しさがやってきた。ついでにルナに対する羨ましさも。
「俺も、違うクラスは嫌だな」
rb「A…」
2人が俺の事をジィーーッと見てくる。
「なんだよ、俺がそう言うの変か?」
shp「別に何も言ってないですよ。ねぇロボロさん」
rb「んふふ。せやね」
2人はニンマリと笑みを浮かべ俺を見た。
2人とも機嫌が良くなったのは良いことなのだが、理由がわからずモヤモヤが残った感じがする。
rb「それなら、テストは余裕でクリアせんとな!」
shp「授業まで違うクラスになるのはごめんですからね」
どうやら、テストに対するやる気も上げることができたらしい。機嫌が良くなった理由はわからないとはいえ、2人を見ていると俺も改めて試験へのやる気が込み上げてきた。
「試験、頑張ろうな」
rb「おう!」
shp「勿論」
周りには目立たない程度にグータッチを3人で行う。
これぞアオハル。前世ではできなかった学生らしいやり取りにソワソワとする高揚感があった。
(これで当日、ルナの妨害さえなければ……ってあれ?)
ここでふと気づく。
クラス発表から今この時まで、アイツの姿を、聖女と謳う生徒たちの声を一度も聞いてないことに。
ra「あ、あー…コホン。生徒の皆さんは席に座ってください。始業式を始める前に1つ、お知らせがあります」
アナウンス音の後、ラッダァの声がホール全体に流れた。放送に従い席に座っていると、ルナが舞台袖から現れる。
…俺らと違う、白い制服を着て。
ra「この度、クラシアさんは聖女の資格を国王様から与えられました。我が校から_______」
衝撃の展開に、俺の頭はフリーズした。
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ゆ(プロフ) - 前作から一気読みしちゃいました....めちゃめちゃ面白かったです....！ (5月8日 12時) (
レス) @page32 id: 8adc159d64 (このIDを非表示/違反報告)
あるふぉーと(プロフ) - コメント失礼します。読みやすく心を揺さぶられるストーリーに手が止まらず拝読中はとても有意義な時間でした。この作品を作り、世に出していただきありがとうございます。寒い日々も続いておりますのでどうかご自愛ください。ご多忙かと思いますので返信は不要です。 (1月19日 17時) (レス) id: 473c3bccc6 (このIDを非表示/違反報告)
くりぃむパン - ciさんの絵、めっちゃ上手いですね！僕人間描けないからホント尊敬します。爛漫組とか描いてもらえたりしないですかね？最近２週目見に来たらお話いっぱい追加されてて、ついつい定期テストの勉強そっちのけで読んでました…更新頑張って下さいね！応援しています。 (11月25日 11時) (レス) @page15 id: 8dc31b7ba3 (このIDを非表示/違反報告)
あんべべ(プロフ) - 日紫喜紫雲さん» コメントありがとうございます！お褒めの言葉嬉しいです！供養した甲斐がありました涙 リクエストもありがとうございます！また時間ができた時に描きますね！ (10月16日 12時) (レス) id: efed6b3369 (このIDを非表示/違反報告)
日紫喜紫雲(プロフ) - あと、宜しければosとかmnちゃんとか描いていただけませんか・・・？ 長文失礼しました (10月16日 5時) (レス) id: 2c2a7bf3cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんべべ | 作成日時：2023年9月23日 15時
