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「と言うわけで、俺はやはりこの場にふさわしくないと思いますので」
こちらを提出致します。
そう言って退会届を最高難易度の前にスライドさせた。
os「ま、まあAさん、お気持ちは察しますがそう言わずに…」
ci「せやで〜?Aおらんと俺らの士気上がらんから!な?」
不機嫌の頂から一向に下山できない俺を両隣に立つ2人が宥める。大変その心遣いはありがたいのだが、2人に八つ当たりなんてしたくないため俺は般若の顔でただ目の前のキャラに睨みを効かせた。
gr「ククク…。そんな熱い視線を向けられては、いくら私でも困ってしまうではないか。まだ夜も更けていないゾ?」
どこが熱い視線ですか?とより目尻が釣り上がっていく。
周りはびびっている中、それでも会長は楽しそうにこちらを見ている。
驚く事に、彼の視界に退会届は入らないようになっているようだ。
(ほんっと最悪だ)
ことは今朝の始業式まで遡る。
ゲームシナリオと異なりルナが完全な聖女となってしまったことが判明した直後。
フリーズした俺はさらに氷漬けにされる発言をラッダァの声を通して知る事になった。
ra「なお、聖女となったクラシアさんは学院を代表する特別役員となります。生徒会は、クラシアさんと連携してより良い式典や学校行事を行うように」
生徒会という同じ箱でも目の上のたん瘤だったというのに、さらに上位の立場に移動して、しかも大きなイベント時には絶対に関わらないといけない⁇
(嫌だ。無理だ。バイバイだ)
そんなこんなで、俺は退会届を会長に出していた。
まぁ視界にすら入ってないらしいが。
ut「こういう時止めれる人は〜?」
ht「シャオちゃん。次点でマンちゃん」
kn「丁度そのシャオロンはルナに連れてかれたで。それにオスマンは対Aじゃ無理やろなぁ…」
shp「…チーノが隣にいるのは?」
em「1番最初に退会届を見つけたからやな」
5人の方に顔を向ければ、全員が見事同じタイミングでギクリと肩を上げた。
驚かせてしまった罪悪感と抜けることができない現実にため息が迫り上がってくる。
os「私は、一緒に仕事ができるって、嬉しかったんですけどね」
kn「私はって、『俺ら全員が』やろ?」
os「シッマ静かに。…コホン。仕事の振り分けはルナさんとは関わらないようにします。寧ろ彼女が毎日ここに来ることも無くなりましたから、退会は暫く業務を体験した後に決めるというのは如何でしょうか?」
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ゆ(プロフ) - 前作から一気読みしちゃいました....めちゃめちゃ面白かったです....！ (5月8日 12時) (
レス) @page32 id: 8adc159d64 (このIDを非表示/違反報告)
あるふぉーと(プロフ) - コメント失礼します。読みやすく心を揺さぶられるストーリーに手が止まらず拝読中はとても有意義な時間でした。この作品を作り、世に出していただきありがとうございます。寒い日々も続いておりますのでどうかご自愛ください。ご多忙かと思いますので返信は不要です。 (1月19日 17時) (レス) id: 473c3bccc6 (このIDを非表示/違反報告)
くりぃむパン - ciさんの絵、めっちゃ上手いですね！僕人間描けないからホント尊敬します。爛漫組とか描いてもらえたりしないですかね？最近２週目見に来たらお話いっぱい追加されてて、ついつい定期テストの勉強そっちのけで読んでました…更新頑張って下さいね！応援しています。 (11月25日 11時) (レス) @page15 id: 8dc31b7ba3 (このIDを非表示/違反報告)
あんべべ(プロフ) - 日紫喜紫雲さん» コメントありがとうございます！お褒めの言葉嬉しいです！供養した甲斐がありました涙 リクエストもありがとうございます！また時間ができた時に描きますね！ (10月16日 12時) (レス) id: efed6b3369 (このIDを非表示/違反報告)
日紫喜紫雲(プロフ) - あと、宜しければosとかmnちゃんとか描いていただけませんか・・・？ 長文失礼しました (10月16日 5時) (レス) id: 2c2a7bf3cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんべべ | 作成日時：2023年9月23日 15時
