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Side.R
rb「…くっそ…!」
木の影に身を潜めながら悔しさを奥歯で噛み締めた。
試験が始まって早一時間。参加した教師たちとの接敵を極力避けていた俺たちのグループの前に、あの"
ra「みーっけた!」
まるで獲物を見つけたバケモノのように。彼奴は教師なんて箱に入れられていることが不思議なほどの力で俺たちへ攻撃を仕掛けてきた。
ra「ねぇロボロ〜?何処行ったの〜?」
青い彼岸花を咲かせながら彼奴は自らが切り拓いた森の中の道を進む。
…こんな時ほど自分のコンプレックスが役に立つことはないだろう。偶然にも俺が抱えた護衛対象の生徒も背があまり高くないことが幸いして、身を潜め上手いことバレないでいた。
rb(こんな時Aならどうする…⁉︎ここにずっと居れるわけじゃない…それにこの試験の心臓である一年の安全を確保しないと…!)
ヒュン。魔法弾が横を通り過ぎた。
ra「あっぶな⁉︎…ちょっとノア〜?」
kuro「あぁごめん。ラッダァさんだったのか…生徒と見間違えちゃったよ」
ra「ふふん。俺もまだピッチピチだからねぇ!」
最悪、この一言に尽きるだろう。よりにもよって師匠までここに来てしまうなんて。
kuro「それより、Aさんを探しに行かないで良いの?」
倒したがってたのに。ノアさんはガチャリと銃の球を装填しながら尋ねた。
すると背筋が凍るようなオーラが青い方から放たれる。
ra「ん〜どうだろなぁ。ロボロと遊んでたら来るでしょ」
kuro「…あまりその考えは賛同できないですよ」
ra「基本的に俺の考え賛同しない癖に?」
kuro「それはラッダァさんがペイントと真逆の立ち位置だからでは?」
突然でてきた兄さんの名前と2人の関係性に俺は焦っている頭を余計にぐるぐると回された。
兄とラッダァはそれこそ、幼馴染や腐れ縁と言った旧知の仲というやつだ。俺が物心ついた時にはラッダァは既に兄さんの隣を歩き、相棒なんて言葉も似合う2人だった。
ラッダァが北にある学園に入るまで…それに戻って来てそれぞれが教師と警備隊員になった後もトラゾーさんやシニガミ姉さん、そしてノアさんとより賑やかに、より仲が良さそうに見えていたのに。
rb(水面下では…何かが起きていた…?)
kuro「それに、ロボロさんで遊んでなくとも」
彼らは来ましたよ。
刹那、辺り一帯に大量の魔法陣がキラキラと出現した。
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ゆ(プロフ) - 前作から一気読みしちゃいました....めちゃめちゃ面白かったです....！ (5月8日 12時) (
レス) @page32 id: 8adc159d64 (このIDを非表示/違反報告)
あるふぉーと(プロフ) - コメント失礼します。読みやすく心を揺さぶられるストーリーに手が止まらず拝読中はとても有意義な時間でした。この作品を作り、世に出していただきありがとうございます。寒い日々も続いておりますのでどうかご自愛ください。ご多忙かと思いますので返信は不要です。 (1月19日 17時) (レス) id: 473c3bccc6 (このIDを非表示/違反報告)
くりぃむパン - ciさんの絵、めっちゃ上手いですね！僕人間描けないからホント尊敬します。爛漫組とか描いてもらえたりしないですかね？最近２週目見に来たらお話いっぱい追加されてて、ついつい定期テストの勉強そっちのけで読んでました…更新頑張って下さいね！応援しています。 (11月25日 11時) (レス) @page15 id: 8dc31b7ba3 (このIDを非表示/違反報告)
あんべべ(プロフ) - 日紫喜紫雲さん» コメントありがとうございます！お褒めの言葉嬉しいです！供養した甲斐がありました涙 リクエストもありがとうございます！また時間ができた時に描きますね！ (10月16日 12時) (レス) id: efed6b3369 (このIDを非表示/違反報告)
日紫喜紫雲(プロフ) - あと、宜しければosとかmnちゃんとか描いていただけませんか・・・？ 長文失礼しました (10月16日 5時) (レス) id: 2c2a7bf3cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんべべ | 作成日時：2023年9月23日 15時
