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side.Zepelu
大量の魔法陣を出す少し前のこと。
俺は影を泳いでいた。
言葉の綾ではなく、俺たち3人は物理的に影の中を泳いでいる。
tr「凄いな〜!さっすが海の悪魔!」
こんな魔法もあったんだね!とタラコは、ぷくぷくと口の端から気泡を出しているヤキパンを抱えながら楽しそうに言った。
そんな抱えられてるヤキパンは限界が近いのか目をギュッと閉じている。
「もう少しの辛抱です。後少しでクロノアさんの陰に着きます」
俺は2人の腕を引っ張りながら、さらに速度を上げた。
影の中を水中と見立て潜航を可能にするこの魔法は『潜影』。コンタミがかつて面白半分で生み出し、使用可能な闇がいないからと放置していた魔法らしい。
co「よくぞ倒した!君にはこれをやろう…」
「あ、はいどうも」
タラコが引き寄せた彼を5分で倒すと、まるでバトル後のトレーナーのように新たな技を教えられた。
そしてその直後に『ラッダァが誘き寄せるためにロボロを痛ぶってる』なんてトンデモ情報を受け取り、今こうして新技を駆使して言われた場所へ向かっている。
しかもさっき俺らを狙ったクロノアもいて、そっちの教師2人の間で交戦が起きかけるとか言うではないか。
余計にあの悪魔は意図的に罠にかかっていたのではと思ってしまう。
(うわぁ〜やられた〜なんて普通に戦ってたら言わねぇしな…)
送り出す時の星が出るようなウインクを思い出しては呆れた笑いが出てくるが、まもなく目的地の影に辿り着く。
tr「もう直ぐだ!Aさん魔法発動して!」
梅のような紅い瞳を煌めかせたタラコに言われ、2人を妨害し、かつロボロが窮地を脱せるような魔法陣を練り上げていく。
tr「プラムみたいに弾けてこ〜！！」
パチンと指を鳴らす音。
俺が作った魔法陣たちがメラメラと光を纏ったかと思えば、地上へと移動しまさに梅のように光を弾けさせた。
「このまま地上に上がります!」
tr「レッツゴー！」
yk「ぶくぶ！ぶくぶくぶく…!」
黒い飛沫を上げながら、勢いよくクロノアの足元から俺たち3人が登場。
本当にロボロを差し置いて2人でドンぱちしようとしていたらしい。
「爆煙パート2」
tr「デラックス!」
発動した瞬間、先ほどの数倍とんでもない威力の煙と風が現れた。
ra「えぇぇ何これ⁉︎」
kuro「ちょっとやりすぎだって!」
2人の足止めをしている隙ロボロと一年生の腕を引き、勢いよく空へと向かった。
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ゆ(プロフ) - 前作から一気読みしちゃいました....めちゃめちゃ面白かったです....！ (5月8日 12時) (
レス) @page32 id: 8adc159d64 (このIDを非表示/違反報告)
あるふぉーと(プロフ) - コメント失礼します。読みやすく心を揺さぶられるストーリーに手が止まらず拝読中はとても有意義な時間でした。この作品を作り、世に出していただきありがとうございます。寒い日々も続いておりますのでどうかご自愛ください。ご多忙かと思いますので返信は不要です。 (1月19日 17時) (レス) id: 473c3bccc6 (このIDを非表示/違反報告)
くりぃむパン - ciさんの絵、めっちゃ上手いですね！僕人間描けないからホント尊敬します。爛漫組とか描いてもらえたりしないですかね？最近２週目見に来たらお話いっぱい追加されてて、ついつい定期テストの勉強そっちのけで読んでました…更新頑張って下さいね！応援しています。 (11月25日 11時) (レス) @page15 id: 8dc31b7ba3 (このIDを非表示/違反報告)
あんべべ(プロフ) - 日紫喜紫雲さん» コメントありがとうございます！お褒めの言葉嬉しいです！供養した甲斐がありました涙 リクエストもありがとうございます！また時間ができた時に描きますね！ (10月16日 12時) (レス) id: efed6b3369 (このIDを非表示/違反報告)
日紫喜紫雲(プロフ) - あと、宜しければosとかmnちゃんとか描いていただけませんか・・・？ 長文失礼しました (10月16日 5時) (レス) id: 2c2a7bf3cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんべべ | 作成日時：2023年9月23日 15時
