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rb「げほっげほ…ごめんA…助かった…」
咳をしながらも、ロボロはお礼を告げた。
魔法を発動した俺とタラコ以外の3人が煙のせいでむせているし涙目なわけだが、一先ず窮地は脱した。
(次は足止めできた教師のクリスタル破壊なわけだが…)
いつこの煙と暴風を止められるかわからないこの数分でどうやってあの2人を仕留めようか。
(こんな上空ではまともに動けもしないし…何より…)
交戦的な俺の護衛対象とは真逆で、いつ襲われるのかと怯えているロボロの方の生徒に、能力未知数の教師。
ましてやゼペルという存在は既に一年の間に広がっているのか、逃げるタイミングまで伺われてしまえはもう俺が1人でなんとかするしかないのではないだろうか?
「ロボロ、その子を連れて…」
rb「お前が1人でどうにかできるんか?」
「それは…」
風で捲れた下には、真剣な眼差しの表情があった。
rb「魔法陣で場所がわかる俺が射貫く…けど、今の力じゃ結界を越えられない。それこそ暴発狙いになる」
「…やっぱ確定要素なんだな」
rb「ん?急に何や?」
話をすっ飛ばして俺はついゲームシナリオの巧妙な組み合わせに感心していた。
このキープルーキーのシナリオでは主人公が窮地に陥ったロボロを助け、そこでロボロに手を貸したタラコの悪魔の力の一端を見る流れがある。
(窮地の内容は違えどやはりタラコの力をロボロが使うことになるのか)
「タラコさん!」
tr「おっけー!」
しゅるりとマフラーを解いた彼。宙に舞ったマフラーは魔法陣へと変化し、次の瞬間には2本の矢に変わっていた。
tr「ロボロさんパス!」
rb「ありがとうございます!」
タラコから矢を預かったロボロはいつかのイベントで見た弓を手元に出現させ狙いを定める。
ra「こんの…!」
煙の中からラッダァによる威嚇攻撃が飛んできた。
魔法弾で反撃をしようとすれば、また後ろからヤキパンに先を越されてしまった。
yk「ラッダァさんってこんな荒く撃つ人だったかな…?」
しかも冷静な判断付きで。
rb「そこや!」
桃色の二本の線が煙の中へ潜っていく。
直後、クリスタルが砕ける音が聞こえた。
「やったなロボ…ロ…」
煙を晴らし、ロボロの方を向く。そして俺は彼の姿に目を見開いた。
(鬼…?)
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ゆ(プロフ) - 前作から一気読みしちゃいました....めちゃめちゃ面白かったです....！ (5月8日 12時) (
レス) @page32 id: 8adc159d64 (このIDを非表示/違反報告)
あるふぉーと(プロフ) - コメント失礼します。読みやすく心を揺さぶられるストーリーに手が止まらず拝読中はとても有意義な時間でした。この作品を作り、世に出していただきありがとうございます。寒い日々も続いておりますのでどうかご自愛ください。ご多忙かと思いますので返信は不要です。 (1月19日 17時) (レス) id: 473c3bccc6 (このIDを非表示/違反報告)
くりぃむパン - ciさんの絵、めっちゃ上手いですね！僕人間描けないからホント尊敬します。爛漫組とか描いてもらえたりしないですかね？最近２週目見に来たらお話いっぱい追加されてて、ついつい定期テストの勉強そっちのけで読んでました…更新頑張って下さいね！応援しています。 (11月25日 11時) (レス) @page15 id: 8dc31b7ba3 (このIDを非表示/違反報告)
あんべべ(プロフ) - 日紫喜紫雲さん» コメントありがとうございます！お褒めの言葉嬉しいです！供養した甲斐がありました涙 リクエストもありがとうございます！また時間ができた時に描きますね！ (10月16日 12時) (レス) id: efed6b3369 (このIDを非表示/違反報告)
日紫喜紫雲(プロフ) - あと、宜しければosとかmnちゃんとか描いていただけませんか・・・？ 長文失礼しました (10月16日 5時) (レス) id: 2c2a7bf3cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんべべ | 作成日時：2023年9月23日 15時
