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尖った耳、2本の角、隙間から見える鋭利な牙に鋭い殺気。天と書かれていたはずの場所には、鬼の文字が書かれている。
rb「や、やったでA!俺、俺2人一気に倒せた!」
「……あ、ああそうだな、やったなロボロ」
瞬きをした直後、鬼の文字は天へと変わりいつものロボロに戻っていた。
喜ぶ姿からは先ほどの気迫なんてどこにもない。
(見間違い…か?)
彼の設定に鬼なんて要素はなかったはず。何より鬼要素はヒトランが持っているのだから、そう共通要素と言うなの被りがあるとは思いがたい。
ge『え〜クラインチーム、ラッダァとクロノア撃破でーす。再復活は…えーこの2人だから…10分後でーす』
最後にカチャ、という音が聞こえて放送が終わった。どうやら今回は場所まで言われないらしい。
tr「げんじんさんあれヤニしてない?良かったねヤニパン」
yk「うん、貴族のいる学校でも吸えるんだね。僕ももくもくさせるか〜」
「…」
tr「Aさんの前でそんな事言っちゃうんだ〜?」
yk「あっ…あっそっか‼︎Aさん今のは嘘です!」
そのふわふわでヤニは想像がつかずどんな感じなんだろうと思っていただけなのだが…ヤキパンは必死に嘘だと弁解していた。
こう言ったのも身内のノリなのだと分かっているし、俺は気にしてませんよと返す。
生徒「きゃ！？」
和やかなムードが一瞬で緊迫した状態へと変わる。
ロボロの抱える一年の悲鳴が聞こえ振り返ると、そのさらに後ろ。そこにはなぜかラッダァの姿があった。
rb「今って動けないはずじゃ⁉︎」
「先生、これはどういう…」
よくよく考えれば、彼はすでに秘密を俺に見せていたのだと言える。しかし、この時の俺は何も知らない。だから余計にこの時は驚いてしまった。
「うわ⁉︎」
彼は魔法陣を出したかと思うと、俺だけを遠くへ弾き飛ばした。
凄まじい速度になす術もない。俺は試験エリアを囲む結界に貼り付けられていた。
「ゲッホゲホ…こんの…クソ教師…!」
衝撃に肺と喉が悲鳴を上げながらも、俺は苛立ちを言葉にする。
俺に危害を与えるのはもうゾムとトントンという育成相手ができたからなのか。はたまたウィンターカーニバルの一件でゼペルも敵認定をくらったのか。
無言で迫ってくる彼から真相を教えてもらうことはできないだろう。
(これは流石にまずいぞ…)
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ゆ(プロフ) - 前作から一気読みしちゃいました....めちゃめちゃ面白かったです....！ (5月8日 12時) (
レス) @page32 id: 8adc159d64 (このIDを非表示/違反報告)
あるふぉーと(プロフ) - コメント失礼します。読みやすく心を揺さぶられるストーリーに手が止まらず拝読中はとても有意義な時間でした。この作品を作り、世に出していただきありがとうございます。寒い日々も続いておりますのでどうかご自愛ください。ご多忙かと思いますので返信は不要です。 (1月19日 17時) (レス) id: 473c3bccc6 (このIDを非表示/違反報告)
くりぃむパン - ciさんの絵、めっちゃ上手いですね！僕人間描けないからホント尊敬します。爛漫組とか描いてもらえたりしないですかね？最近２週目見に来たらお話いっぱい追加されてて、ついつい定期テストの勉強そっちのけで読んでました…更新頑張って下さいね！応援しています。 (11月25日 11時) (レス) @page15 id: 8dc31b7ba3 (このIDを非表示/違反報告)
あんべべ(プロフ) - 日紫喜紫雲さん» コメントありがとうございます！お褒めの言葉嬉しいです！供養した甲斐がありました涙 リクエストもありがとうございます！また時間ができた時に描きますね！ (10月16日 12時) (レス) id: efed6b3369 (このIDを非表示/違反報告)
日紫喜紫雲(プロフ) - あと、宜しければosとかmnちゃんとか描いていただけませんか・・・？ 長文失礼しました (10月16日 5時) (レス) id: 2c2a7bf3cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんべべ | 作成日時：2023年9月23日 15時
