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yk「…ぷは……死ぬかと思った…」
tr「あはは、ヤキパンの顔面白かった〜!」
ザバァァァ。
そんな勢いで地上に上がる俺ら3人。
当然濡れる筈ない身体がやけに重く感じた。
「ここは何処でしょうか…」
tr「うーん…ギュインギュイン動いてたから分かんない!」
えへへと笑うタラコ。
俺とヤキパンをリードして影を潜行していたこの悪魔は、まるでレーシングでもしているかという動きで進みやがった。
お陰でヤキパンは白目を剥く寸前にまでなるわ、俺もひどい乗り物酔いになりかけるわで…楽しんでいたのはタラコ1人だけである。
tr「まぁ俺が楽しんでるのをグチさんが気付いてるだろうから、多分ここら辺に来てくれますよ」
gt「もうここで待ってんだが?」
3人揃って「げっ」と声を出しながら振り返る。そこには陸に上がったばかりで座っていた俺らを覗くグチツボが立っていた。
gt「嫌がりすぎだろお前ら」
「そりゃ…まぁ…」
tr「だって出待ちとかキショい」
yk「うん…タイミング下手」
どうやら一つくらいは違う反応を期待していたのか、グチツボは口の端をピクピクとさせる。
見たところ好戦的態度を求めていたのだろう。
gt「しゃがみ込んでるお前らのクリスタルすぐ割ってないだけ有難いと思えよ‼︎」
tr「やーい凹んでやんの」
yk「やーいやーい」
tr「ていうか背後取ってる辺り性格の悪さがよくわかるよね〜」
yk「ぐっちAさんにそんなとこ見せていいの?」
(うわぁ…)
煽る。めちゃくちゃに煽りよる。
前に彼らを手伝っていた時に見た煽りよりも段違い。
火力増し増し、バカにするような笑い多めの超極悪盛りのやつを見舞っている。
gt「お前らぁ…」
tr「げっ」
yk「うぇっ⁉︎」
「やっべ…」
身の危険に3人いっせいに駆け出す。
この世界にそんな"ブツ"があるなんて聞いてない。いや、銃があるならあってもおかしくは無いのか。
そんな冷静な思考を他所に、グチツボは声を張り上げる。
gt「舐めてんのかぁーーー！！」
ドカーン。
まるで映画のそれだと言わんばかりに背後の爆風で一気に押し出され、身体が空中でくるりと一回りさせられる。
幸いにもここは魔法が存在する世界。着地は重力を操ればチョチョイとできる訳だが…
gt「おらおら待たんかい！！」
ブツ…ロケットランチャーを持ったグチツボの攻撃は止まることがない。
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ゆ(プロフ) - 前作から一気読みしちゃいました....めちゃめちゃ面白かったです....！ (5月8日 12時) (
レス) @page32 id: 8adc159d64 (このIDを非表示/違反報告)
あるふぉーと(プロフ) - コメント失礼します。読みやすく心を揺さぶられるストーリーに手が止まらず拝読中はとても有意義な時間でした。この作品を作り、世に出していただきありがとうございます。寒い日々も続いておりますのでどうかご自愛ください。ご多忙かと思いますので返信は不要です。 (1月19日 17時) (レス) id: 473c3bccc6 (このIDを非表示/違反報告)
くりぃむパン - ciさんの絵、めっちゃ上手いですね！僕人間描けないからホント尊敬します。爛漫組とか描いてもらえたりしないですかね？最近２週目見に来たらお話いっぱい追加されてて、ついつい定期テストの勉強そっちのけで読んでました…更新頑張って下さいね！応援しています。 (11月25日 11時) (レス) @page15 id: 8dc31b7ba3 (このIDを非表示/違反報告)
あんべべ(プロフ) - 日紫喜紫雲さん» コメントありがとうございます！お褒めの言葉嬉しいです！供養した甲斐がありました涙 リクエストもありがとうございます！また時間ができた時に描きますね！ (10月16日 12時) (レス) id: efed6b3369 (このIDを非表示/違反報告)
日紫喜紫雲(プロフ) - あと、宜しければosとかmnちゃんとか描いていただけませんか・・・？ 長文失礼しました (10月16日 5時) (レス) id: 2c2a7bf3cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんべべ | 作成日時：2023年9月23日 15時
