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rb「中央広場到着〜…それじゃ、俺はこのまま走り込んでくるな!」
「あぁ、頑張って」
おう!と元気のいい返事の後、ロボロは校舎と反対の道を駆けて行った。
「こっちも早く向かわないと」
生徒でも警備員でも、人が来たら厄介だし…と、俺も革靴を鳴らしながら駆け足で進む。
寮が建てられているエリアから学院校舎までの道はいくつか存在するが、ほとんどの生徒は中央広場を経由した行き方が主流である。
そのため生徒会に入ることになった俺も主流に則ってこの道を使うわけなのだが……。
最高難易度のルートを変えても、ゼペル・Aは頭のてっぺんからつま先まで悪役令息であり、闇属性を使う忌まわしき魔導士という設定は消えず。
当然こんな道を歩けば棘の様な視線と厄介な噂が広まるのは想像に容易い。特に1人で歩けば尚更。
そのため人があまり使わない校舎へのルートに切り替えるため脇道まで走らねばならない。
最初から一人で校舎に向かえばいいかもしれないが、ここに来るまでのロボロの嬉しそうな顔を見てしまうと…
(絶対凹むよなアイツ…ていうか俺と同じルート使うとか言い出しそう…)
絶対に言わないでおこう。そう思いながら足を速めた。
・
カシャカシャ、タンタン、ジュ〜。
家庭科室で音を鳴らしていれば少しずつ美味しそうな匂いが部屋を埋め尽くす。
去年までは食堂の調理場をこっそり借りていたのだが、今年度からは家庭科室で朝昼晩全ての料理を作っている。
元から使っていた調理場で何か事件があったとかではなく、生徒増加による料理人の仕込みの時間が早くなったことと、生徒会特権『教室の鍵を所持可能』がうまい具合に合わさり家庭科室をいつでも使える様になったのである。
「そろそろ来るかな」
調理器具を片付けていれば、家庭科室のドアが開いた。
ht「おはよう、A」
rb「ちょうどヒトランも向かおうとしてたから一緒にきたで〜!」
ロボロと一緒に現れたのはヒトランラン。初めて会った時から俺に対して優しいキャラクターの1人だ。
唯一、生徒会所属のキャラクターの中で日本と中国の歴史に存在する唐を彷彿とさせる東の国の出身で、和伝妖術というこの大陸にはない魔法の一種も使用できる。
そんな彼の趣味は畑いじりであり、今日も今日とて学院の所持する畑で農作物を収穫していたのだろう。
なにせひだまりの笑みに爽やかさが上乗せされているのだから。
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ゆ(プロフ) - 前作から一気読みしちゃいました....めちゃめちゃ面白かったです....！ (5月8日 12時) (
レス) @page32 id: 8adc159d64 (このIDを非表示/違反報告)
あるふぉーと(プロフ) - コメント失礼します。読みやすく心を揺さぶられるストーリーに手が止まらず拝読中はとても有意義な時間でした。この作品を作り、世に出していただきありがとうございます。寒い日々も続いておりますのでどうかご自愛ください。ご多忙かと思いますので返信は不要です。 (1月19日 17時) (レス) id: 473c3bccc6 (このIDを非表示/違反報告)
くりぃむパン - ciさんの絵、めっちゃ上手いですね！僕人間描けないからホント尊敬します。爛漫組とか描いてもらえたりしないですかね？最近２週目見に来たらお話いっぱい追加されてて、ついつい定期テストの勉強そっちのけで読んでました…更新頑張って下さいね！応援しています。 (11月25日 11時) (レス) @page15 id: 8dc31b7ba3 (このIDを非表示/違反報告)
あんべべ(プロフ) - 日紫喜紫雲さん» コメントありがとうございます！お褒めの言葉嬉しいです！供養した甲斐がありました涙 リクエストもありがとうございます！また時間ができた時に描きますね！ (10月16日 12時) (レス) id: efed6b3369 (このIDを非表示/違反報告)
日紫喜紫雲(プロフ) - あと、宜しければosとかmnちゃんとか描いていただけませんか・・・？ 長文失礼しました (10月16日 5時) (レス) id: 2c2a7bf3cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんべべ | 作成日時：2023年9月23日 15時
